あのモンタージュは誰もが見たことあるやろ

三億円事件をご存知でしょうか。日本の未解決事件の中でも有名なので聞いた事がある人は多いとは思いますが、事件の概要を知らない方も居るかもしれません。今回ここで触れるのは『府中・三億円事件』の方ですが、他にも『有楽町・三億円事件』と『練馬区三億円事件』があります。キャラ被りしてます。

『府中・三億円事件』は東京芝浦電気の社員のボーナス三億円を輸送中の現金輸送車が偽の白バイ隊員の計略により奪われた事件の事を言います。概要を書く!とか言いましたが割りと書くの面倒くさくなってきたので割愛しました。wikiとか見ればのってるし良いかなって。

まあでも、簡単に言うと、ダイナマイトが仕掛けられてると輸送車の運転手の人達に思わせたんですよね、白バイの隊員が。
この白バイの隊員って言うのは偽物でして、今回のこの三億円事件の犯人なんです。なんで白バイの隊員のフリをしていたかって言うとそうする事で警察官だと思わせられるじゃないですか。こいつは偽物で本物じゃないんだから本物だと思わせないといけないんですよ。分かりますか?
白バイ隊員って言うことは白バイも持参して強盗に挑んだ訳ですが(徒歩だと白バイ隊員では無いので)この白バイも偽物です。なのでこの場合の偽物の白バイ隊員って言うのは、白バイ自体が偽物って言う意味と隊員が偽物って言う意味があります。正確に言うと偽装された白バイに乗っている偽物の白バイ隊員になります。白バイ白バイって言ってますが、白バイって言うのは白塗りのオートバイの事です。
で?えーっと、その白バイ?の隊員が輸送車を運転して出ていくんですよね。その前に、あのダイナマイトの説明もしないといけないのか。いきなりここの説明しちゃうと、白バイの運転してなくて輸送車の運転してるやん!ただの運転手やん!って思われるし。令和の時代はそういう事にも気を使いますよ。白バイももちろん運転してたんですよね。登場シーンが白バイでした。白バイに乗って、やってきたんです。

で、ダイナマイトの説明でしたね。ダイナマイトって言うのは爆発する奴やろ知ってるわ!って宮根誠司さん辺りは思ってるでしょうけど、なんでダイナマイトが仕掛けられているという嘘を信じこませる事が出来たのかの方のね、説明をします。実はこの事件が起きる数日前に、「指定の場所に金を持ってこないと日本信託銀行の支店長宅を爆発させる!」って言う脅迫があったんです。分かってるでしょうけど、これは過去にこんな事があったよ~っていう説明をしてます。僕が「爆発させる!」って言ってる訳じゃないです。変な通報とかしないでくださいね。令和なので、言っときます。
それでそんな事件があったので、そんな事件ってのは前述した『支店長の家爆発脅迫事件』の事でして僕のここでの発言が事件になったとかじゃないのでそこは混同しないで貰いたい。その事件があった事とそしてその事件の犯人が指定の場所に現れなかった事、これが輸送車の運転手の頭の中に残っていたんでしょうね。
それにより、偽装の白塗りのオートバイに乗った偽装白塗りオートバイ隊員の発言「巣鴨支店長宅が爆破され、この輸送車にもダイナマイトが仕掛けられている」と言う発言を、輸送車の運転手の人達は信じてしまいます。すぐに車から降ります。すぐかどうかは正直分からないです。少しやり取りはあったかも。
そして、偽装白塗りオートバイに乗った偽物の白塗りオートバイ隊員は輸送車の下に発煙筒を仕掛けます。発煙筒って言うのは煙とか火とか出るのでそれを仕掛けた後に「ダイナマイトだ!爆発するぞ!」と叫び運転手二人(正確に言うと運転手は一人でもう一人は助手席。運転手が二人居るわけない)を遠ざけました。あ、多分このタイミングで運転手は車から降りたんでした。
偽装の白塗りオートバイに乗った(この時には白バイから降りているので正確に言うと、偽装の白塗りオートバイに乗っていた)白塗りオートバイ隊員は偽物のダイナマイト(正確には発煙筒)を運転手達に信じこませた後、その現金輸送車に乗り込みその車に乗って逃走します。
この時運転手の人は、偽装の白塗りオートバイに乗っていたけど今は現金輸送車を運転して逃走している偽物の白塗りオートバイの隊員でお金を持ち逃げした訳だから三億円強奪犯の事を「ダイナマイトが仕掛けられているのに、車を我々から遠ざけてくれるなんて勇敢な人だ」と思ったそうです。

以上が『府中・三億円事件』の概要です。本来はここから僕の冴え渡る推理とか披露したかったんですけど、なんか知りませんが長くなったのでそれは機会があったらやりたいと思います。