高尚な考察っぽくしたかった。

寄生獣のあのアゴに寄生してしまった奴の名前が一瞬出て来んかった。絶対違うと思っていてもとりあえず「アゴー」を始点として思考したらちゃんと「ジョー」が出て来ました。合ってるよね?

そんなわけで寄生獣のお話しますね。何回か書いてますけど、こういう名作は何回も語ってこそ価値があります。ネタが無いときは寄生獣とMOTHERの話って決まってるんです。

そんなわけで寄生獣ですけど、僕は新一が居候したババァが割りと好きだって話を以前しました。寄生獣はバトル要素が入ってはいるけどあのババァみたいな人間からこぼれ落ちる言葉に価値があります。バトル要素というかアクション要素はオマケに過ぎない。
市長の広川(?)の「この寄生獣が!」と人間を罵倒するシーンとかもそうですけど。そういう人間的だからこそ持ち得る何かを寄生生物達は軽視してる所もあるんですね。特異な存在だと思っているというか。

こういう人間的感情に一番に目を付けたのが田村だか田宮だかいう寄生生物。同じ寄生生物のAと性行為をし子供を授かるんですけど、徐々に人間っぽさを獲得していくんです。んー人間っぽさって書いちゃうとチープだな。人間の持ってる感情とはまた別の次元のものというか。寄生生物なりの愛情というか。
この愛情を獲得した結果、最後は寄生生物達と対峙したりして人間の手によって凄惨な死を迎えるんですけど、その間際に新一の心を留まらせる為に、寄生生物の手によって死んでしまった新一の母親の姿を借りるんですけど。
ここで、田村だか田宮だか分かんない女は、人間の心を理解出来たんじゃないかと思う。

この田村だったっぽい名前の奴の最後を看取った新一が涙を流すシーンもありますけど、あれは寄生生物を訳の分からない謎の生物ではなく、一つの生き物として見ることが出来たとかなんかそんな感じじゃないっすかね。なんか違う気もすっけど。母親・田村の死を悼んで泣いてる子供につられただけかもしれんね。

長くなったけど寄生獣の話話まだまだするから!殺人犯の話とか、あと、ミギーとの別れの話とかストックいっぱいあるし、その気になったらヒロメネスも登場すっからね。